知恵
その3.女性たちにエクオールが必要なワケ
更年期にはさまざまな体の不調があらわれます
20代でピークを迎えた女性ホルモンは、性成熟期を経て、徐々に減少していくため、変化は段階的にあらわれます。一般に、31歳ぐらいから妊娠力が低下しはじめ、41歳をすぎると妊娠が困難になり、46歳ぐらいから月経が乱れはじめます。46~55歳ぐらいに更年期を迎えると、女性ホルモンが急激に減少。このホルモン変化に体がついていくことができなくなると、さまざまな「不定愁訴」といわれる症状があらわれるのです。
更年期というと「のぼせや発汗」がポピュラーですが、実は不安感や抑うつ感などの精神症状に悩む人も多いもの。また、首や肩が異常なくらいかちかちにこったり、腰痛や関節痛を強く感じる人もいます。
注意したいのは、月経不順による出血だと思っていたら、子宮体がんによる不正出血である、というケースもあるということです。更年期の世代は乳癌や子宮体がんを発症しやすい時期でもあるので、気になることがあったら婦人科で調べてもらうことがなにより大切です。
閉経を機に起こりやすくなる病気があります
閉経までは、女性ホルモンのおかげで病気や不調からまもられていた女性の体。ですが、閉経後はその恩恵が受けられなくなるために、骨や血管の老化が進みやすくなってしまいます。
骨の新陳代謝がうまくいかなくなり、骨密度が低下する「骨粗しょう症」になりやすくなり、骨折のリスクも高まります。また、血管がしなやかさを失う一方、血液中のLDLコレステロールの濃度が上昇しやすくなり、動脈硬化、糖尿病、高血圧などの生活習慣病を引き起こしやすくなります。代謝も低下するため、これまでと同じ食事量でも内臓肥満を起こすことも。女性もメタボへの注意が必要になります。肌のハリを保つコラーゲンなどの量が減り、皮膚が薄くなり、乾燥しやすくなります。
また、加齢とともに増えるがんにも注意するため、自己管理、さらに定期健診をきちんと受けることがますます大切になってきます。
更年期予防・改善に効く食品成分とは?
女性ホルモンであるエストロゲンとよく似た働きをする「エクオール」を知っていますか?食品で簡単に補える、更年期症状の大きな味方です。
ゆらぎ世代の女性にエクオール
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