知恵
その1.知っていますか?エクオール
ショック! 日本人の2人に1人はエクオールをつくれない?!
残念なことに、エクオールを生み出す腸内細菌は、すべての人の腸の中にいるわけではありません。つまり、エクオールを生み出せる人と生み出せない人がいるのです。その割合は、日本人では50%といわれています。日本人の2人に1人は、エクオールをつくれないのです。しかも、住んでいる地域によってもこの確立は異なることも分かっています。腸のなかの菌バランス、すなわち腸内細菌叢は、食生活に深く関わりがあり、関東に比べて関西の人の方がエクオール産生者が少ないのは、関西人には納豆嫌いが多いから?とも推測されています(ちなみに、納豆の消費は、関西は関東の約1/2だそうです。)。若い人たち、特に20代はエクオールをつくれる人が約20~30%程度しかないという報告もあり、これは食生活の欧米化によるものだといわれています。
これまで、大豆イソフラボンの研究発表やその効果にバラツキがあったのは、人によってエクオールがつくれるつくれないの差が大きく影響していたと考えられるのです。
食生活が関与?! 世界でもエクオールがつくれるのはアジア人が多い
日本国内だけでなく、世界でもエクオール産生者の割合は異なります。例えば日本人は約50%で、アメリカは30%であり、日本人のエクオール産生者の割合は欧米に比べると実は高いのです。昔から欧米人に比べて日本人は更年期の不調の訴えが少なかったり、骨粗しょう症の発症率が少なく、大豆製品をよく食べることに関係があるといわれてきました。その鍵を握るのが「エクオール」だったのです。
日本や中国など大豆を良く食べる国々では、エクオールをつくれる人は約50%。大豆食の習慣がない欧米では20~30%にとどまっています。
更年期予防・改善に効く食品成分とは?
女性ホルモンであるエストロゲンとよく似た働きをする「エクオール」を知っていますか?食品で簡単に補える、更年期症状の大きな味方です。
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