乳癌検査に関するリサーチ結果

今回は、乳癌既往がない女性が1年に1回検診を受ける場合のおすすめの検査についての調査結果をまとめます。

今回は、妊娠中および産後授乳中の方への乳癌検診の必要性についての調査結果をまとめます。

妊娠中の乳癌検診は必要?

質問:妊娠中の乳癌検査は必要か? 回答:妊娠中でも乳癌検診をした方がいい 56%|妊娠中は乳癌検診を避けた方がよい 20%|どちらとも言えない 24%;

半数を超える医師が「妊娠中でも乳癌検診をした方がよい」と回答しました。自由回答の中には、「検診としては非常にわかりにくいが、やる価値はある」というコメントがありました。同様に「マンモグラフィではわかりにくいので、エコー検査を勧めている」という回答もあり、受診する場合はエコー検査の方が良いと考えられます。

また、妊娠有無よりも「年齢による」という回答も見られました。(年齢による乳癌検診調査についての記事)。

出産後、授乳中の乳癌検診は必要?

質問:出産後、授乳中の乳癌検査は必要か? 回答:授乳中でも乳癌検診をした方がいい 40%|授乳中は乳癌検診を避けた方がよい 37%|どちらとも言えない 23%;

先ほどの調査と異なり、「授乳中でも乳癌検診をした方がよい」と回答した医師は40%にとどまりました。授乳中は特に乳腺が発達することがあり、マンモグラフィ検査では結果を判別しづらいことを理由としてあるようです。自由回答の中にも、「胸に(しこりなど)気になる症状がある場合、自分に乳癌のリスクがあると思われる場合に受けるのが良い」というコメントがありました。授乳中は無理に検診を受ける必要はないでしょう。

調査概要

  • 医療従事者専用サイトm3.com会員で乳癌診療を行っている医師
  • 調査期間:2012年8月30日 - 2012年9月5日
  • 有効回答者数:79

エコー、マンモグラフィってどんな検査?

医知恵 乳がんのトップページでも紹介している乳癌ナレッジより抜粋します。

超音波検査(エコー検査)

超音波検査(エコー検査) 説明図
プローブを動かしながら、乳房内部を確認します。

乳房に超音波をあて、はね返ってくる反射波を画像化した検査です。乳房表面にゼリーを塗って、その上からプローブと呼ばれる機械をあてて乳房内部を写します。

マンモグラフィのように微細なしこりや石灰化を写すことには適していませんが、乳房の内部の構造を観察しながら、触診では検出できない小さな病変を見つけることができます。痛みはなく、X線を使わないので、何度でも検査を受けられ、妊娠中でも検査が可能です。

マンモグラフィ

マンモグラフィ検査 説明図
乳房を挟んで上下、左右方向から撮影します。

乳房専用のレントゲン検査をいいます。乳房を挟みながら圧迫して薄くのばし、上下、左右(内外)方向から1枚ずつ撮影します。小さいしこりや、しこりになる前の石灰化を映し出すことができるため、乳癌の早期発見に威力を発揮します。

ただし、乳腺組織が密な若い女性では、X線の画像が白くかすんでしまい、しこりをみつけにくいことがあります。また、X線撮影のため、妊娠している方には不向きです。

「石灰化(せっかいか)」ってなあに?

石灰化とは、乳管のなかにカルシウムが沈着することによって起きる変化のことをいいます。がん細胞は、増殖するとともに一部は死滅し、その部分に石灰が沈着します。そのなかには早期の乳癌が含まれることもあります。このため、石灰化は乳癌を疑うサインとなりますが、乳腺症など良性の乳腺の病気でもみられるため、石灰化がすべて乳癌と関係しているわけではありません。

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