乳癌発症リスクに関するリサーチ結果

「不妊治療」が乳癌発症リスクにどの程度関係するのか、医師への調査結果をまとめます。

不妊治療は「乳癌発症リスクを高める」48%の医師が回答

質問:「不妊治療」は乳癌のリスクを高めるか? 回答:乳癌発症リスクを高める48%|乳癌発症リスクにはならない 27%|どちらとも言えない 25%;

半数近くの医師が「不妊治療は乳癌発症リスクになる」と回答しています。コメントの中に複数見られた意見として、「不妊治療によりホルモンの分泌に影響を与えるため」という内容が見られました。「発症リスクを高める」と回答した理由と考えられます。

日本乳癌学会による「乳癌診療ガイドライン」では、不妊治療がリスク要因であるとは明記されていませんが、「ホルモン補充療法(プロゲステロン併用療法)の長期施行」はリスクとされており、ホルモンと乳癌との関係があると言えるでしょう。

調査概要

  • 医療従事者専用サイトm3.com会員で乳癌診療を行っている医師
  • 調査期間:2012年8月30日 - 2012年9月5日
  • 有効回答者数:79

ガイドラインで明記されているその他のリスクは?

日本乳癌学会による「乳癌診療ガイドライン」では、以下の要因が乳癌発症リスクとして挙げられています。合わせてご参照ください。

乳癌の主なリスク要因

  • 初経年齢が若い
  • 初経から閉経までの期間が長い
  • 高齢初産(または出産歴・授乳歴がない)
  • 閉経後の肥満
  • 良性の乳腺疾患になったことがある
  • 家族(特に母姉妹)が乳癌になったことがある
  • 出生時の体重が重い
  • ホルモン補充療法(プロゲステロン併用療法)の長期施行
  • 放射線の被曝
  • 喫煙
  • 夜間勤務
  • アルコールの摂取量が多い など

参考:日本乳癌学会編「乳癌診療ガイドライン②疫学・診断編」2011年版

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